紫陽花めぐり

 

橘の 小島は色も 変らじを この浮舟ぞ ゆくへ知られぬ 源氏物語・第五十一帖『浮舟(うきふね)』

 

寺田屋〜西国三十三所第十番札所 宇治・三室戸寺〜宇治上神社〜宇治神社〜恵心院〜乃木神社

 

宇治橋蛇体橋(三室戸寺)

むかし、むかし、ある所のある日、男が畑に行くと蛇が蛙(かえる)を飲み込もうとしていた。
見ていた男は
わしの娘をやるから蛙を放してやりなさい・・。と、蛇に言うたのや。蛇は蛙を放し、藪の中に消えていった。
その夜、若者に姿を変えた蛇が、男の家にやってきて「約束通り、娘をもらいに来たぞ・・。」と言ったので男はびっくり仰天。

「三日後に、来てくれ・・」と、咄嗟に言い逃れをして蛇を帰したのや・・・。
三日後、父娘は家の戸締りをしっかりとして部屋に閉じこもり、
恐ろしくて気が遠くなりそうなのを必死でこらえて三室戸の観音さまを念じながら、一心に観音経を唱えた。
外で娘を待っていた若者は、ついにしびれを切らし、蛇の姿に戻ると、尾で戸を打ち破った。                   「観音さま!」と娘が叫んだ途端、忽然と沢山の蟹が現れ、はさみをふり立て蛇に切りかかって怒り狂う蛇を退治したのや。
翌日、娘は三室戸寺へお礼参りに、出かけた。途中で雨が降りだし、三室戸寺に着いた頃には、本降りになっていた。        娘が参道の橋を渡り、なにやら気配を感じて振りかえると、橋の上に蛇が横たわって悲しげな目で娘をじっと見つめると、橋の裏側にまわり、ふっと姿を消したのや。 以来、雨降りの日には蛇の影が現れるという・・。いつの頃からか人々は、橋を蛇体橋と呼ぶようになったのや・・・。(
宇治民話の会)                                                                            同様の話が「今昔物語集」の「蟹の恩返し」で知られる木津川市山城町綺田浜にある蟹満寺の縁起としても伝わる。

龍馬とお龍ゆかりの寺田屋 アジサイと柳が美しい宇治川派流と酒蔵
十石舟弁天橋乗舟場 島の弁天さんと呼ばれる長建寺 近鉄京都線・澱川橋梁(有形文化財:昭和期)
平戸樋門と観月橋 宇治川右岸の観月橋上流に係留されていた三十石船・・老朽化で沈没している船が数隻あったが・・
とうとう解体され見るも無残な姿に・・(>_<)伏見の風物詩的存在だった三十石船が消滅?! 宇治川右岸堤防道
山科川合流地 山科川右岸堤防道 昔、宇治川(巨椋池)東端に位置した木幡池
隠元禅師上陸の地・隠元橋 「黄檗開山隠元禅師渡岸之地」記念碑(功徳碑) 宇治川右岸堤防道
旧陸軍宇治火薬製造所(火薬庫) 陸軍省用地碑 宇治らしい風情の茶畑 (*^-^*)
京阪宇治線(手前)とJR奈良線 府道7号線 三室戸寺へ・・
西国三十三所第十番札所 宇治・三室戸寺

西国三十三所第十番の観音霊場(札所)として古来、寺名は世に名高く、明星山と号し元は天台宗寺門派(三井寺)に属したが今は、本山修験宗の別格本山です。寺伝によると光仁天皇の宝亀年間(770〜80年)、禁中に奇端があり右少弁・藤原犬養は勅命によって当地を探ったところ菟道(うじ)山の奥、志津川上流(岩淵)において一体の黄金の仏像(千手観音菩薩)を得ました。光仁天皇は叡感のあまり御室を移して尊像を安置し御室戸(みむろど)寺と名付けたのが当寺の起こりと伝えます。開創以来、天皇、貴族の崇拝を集め、堂塔伽藍が整い、霊像の霊験を求める庶民の参詣で賑わう事となりました。宝蔵庫には平安の昔を偲ぶ五体の重要文化財の仏像が安置されます。現在の本堂は文化2年(1805年)に建立された重層入母屋造りの重厚な建築で、その背景には室町時代の十八神社、東には鐘楼、三重塔があります。

・・・ 源氏物語・宇治十帖「浮舟」 西国三十三所第十番札所 宇治・三室戸寺
雨が降る日には蛇の影が現れるという蛇体橋 参道
歌碑 山門 Wonderful! (・_・)☆ヾ(^^ ) 欧米か?!
・・・ 一万株の紫陽花苑(三室戸寺 与楽苑)
・・・ えぇなぁ〜(@^▽^@)
Wonderful! (・_・)☆ヾ(^^ ) 欧米か?!
Beautiful! (・_・)☆ヾ(^^ ) 欧米か?!
えぇなぁ〜(@^▽^@) ガクアジサイ(額紫陽花)
えぇなぁ〜(@^▽^@)
一万株の中からハートマークのアジサイ花を幾つか見つけました!(^^♪・・赤系を見つけられずに残念?!(>_<)
えぇなぁ〜(@^▽^@)
・・・ 池泉回遊式庭園
テマリアジサイ 枯山水石庭 本堂への階段
階段 狛蛇さん?!宇賀神・・・財運・金運の蛇神で、頭は老翁、体は蛇で蓮に乗っています。
霊泉・不動水 芭蕉句碑 7月頃にハスが見頃の境内
狛牛さん?開いた口中に石玉があり、これを撫でると勝運がつくといわれ、宝勝牛と呼ばれる。 狛兎?玉中に卵型石があり立てば願いが叶う?!
元横綱の若貴兄弟(若乃花、貴乃花)の手形 境内 祈願線香を3本点して3つの願掛けと感謝
親鸞の父・日野有範の墓と伝える阿弥陀堂 梵鐘 [第五十一帖・浮舟(うきふね)]之古跡
こま札 7月上旬〜8月中旬にハスの花が見ごろ?! 兵庫県三日月町の高蔵寺から移設した三重塔
十八神社本殿(重文:室町期) 一万株の紫陽花苑(与楽苑)
雨が降る日には蛇の影が現れるという蛇体橋 源氏物語・宇治十帖「浮舟」
[第五十二帖・蜻蛉(かげろう)]之古跡 さわらびの道
第四十七帖・総角(あげまき)之古跡 与謝野晶子「宇治十帖歌碑」 さわらびの道
世界文化遺産・宇治上神社 立砂と拝殿(国宝:鎌倉期)
宇治七名水の一・桐原水(きりはらすい) 八の宮の山荘を彷彿とさせる雅な拝殿(国宝:鎌倉期)
本殿(国宝:平安期) 第四十八帖・早蕨(さわらび)之古跡
こま札 宇治神社 兎道(うじ)に因んだウサギの手水
参道 境内 二の鳥居
本殿 朝霧橋 宇治橋
宇治十帖モニュメント 弘仁13年(822年)、弘法大師(空海)によって開基された真言宗智山派・恵心院
山門 恵心院は四季折々に美しい花が咲く花の寺とも呼ばれ今はアジサイの花が美しい・・
本堂 合掌
心に沁みるお言葉φ(..)メモメモ 詫びな風情 宮本武蔵にも登場した創業840年・通圓本店
宇治橋

古来、瀬田の唐橋、山崎大橋と共に三名橋の一に数えられました。大化2年(646年)、奈良元興寺の僧・道登(どうと)、又は道昭(どうしょう)によって架橋された我が国最古の橋と伝えるが定かではありません。一説には天智天皇が近江に大津宮を造営された頃、道昭一派の人達によって架橋されたものとも伝える。架橋以来、度重なる洪水で流出したり戦渦に巻き込まれたが、幾度となく架替えられてきました。これは宇治橋が交通の要衝であったからに他なりません。現在の橋は、従来の伝統的な木橋のイメージを残しながらも様々な土木技術が駆使され、平成8年(1996年)3月に完成しました。また、源氏物語宇治十帖は橋に始まり、橋に終わる物語にとっても宇治橋は欠かせないものであり、昔も今も宇治の象徴というべき存在でもある。宇治橋の特徴は、欄干上流に面して三の間と称する広さ2mばかり張り出した箇所がある事で、昔、橋の鎮守神の橋姫神を祀った場所と伝え、三の間最古の記録は、永禄8年(1565年)に松永秀久が千利休らを招いた茶会で、三の間から汲み上げた水を使ったというものです。その他豊臣秀吉が茶会の際に、この三の間から水を汲ませたという話は有名ですが、今のような張り出しが設けられたのは江戸時代に入ってからと考えられています。

先の宇治橋の三の間と現在の宇治橋 JR奈良線宇治川橋梁
京阪・宇治駅 [第五十帖・東屋(あづまや)]之古跡 史跡・宇治川太閤堤跡
菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)陵
京阪・三室戸駅 私用で買い物しました・・・
宇治の茶畑 宇治川右岸 京滋バイパス
・・・ 隠元橋 ・・・
木幡池通過中・・ 桃山御陵を通過中・・・ダラダラ坂・・でつ。。。(; ̄ー ̄A
・・・ 乃木神社(勝運、勉学の神)
乃木希典(まれすけ)胸像 国歌・君が代に登場するサザレ石 本殿
伏見名水・勝水 七福神・山城えびす神社
えびすさんに因んで、幸せに成り・・・タイ?!V(○⌒∇⌒○) イエーイ
えびすさまは・・・ 乃木神社創立者・村野山人像 本殿
乃木希典が少年時代に住んでいた家 日露戦争での日本軍第三軍司令部 装甲巡洋艦「吾妻」主錨と日露戦争慰霊碑

納屋町商店街 大手筋商店街 風呂屋町商店街

Tourist 2011.06.20(M)

 

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