洛西の盛秋!紅葉めぐり

 

JR東海『そうだ京都行こう。』キャンペーン2009年・盛秋の舞台になった洛西の名刹・光明寺

 

月影の いたらぬ里は なけれども ながむる人の こころにぞすむ 法然上人

 

生光明寺〜長岡天満宮、八条ケ池〜京セラ本社・クリスマスイルミネーション

 

浄土門根元地、西山浄土宗総本山・光明寺

京都の西南・西山連峰が穏やかな稜線を描き、美しい竹林や杉、松の森に囲まれた粟生の里は法然上人が初めて『念仏』の教えを説かれた聖地。以来、800年・・・光明寺は西山浄土宗の総本山・報告山光明寺として法然上人の教えを受け継いでいます。総門前に立つ「浄土門根元地」という石碑が、それを表しています。開山第一世は法然上人ですが、建久9年(1198年)の創建に尽力したのは『平家物語』や謡曲『敦盛』に登場する源氏の武将・熊谷直実。武士として戦乱に生きた熊谷は自らの罪深さに慄きました。法然上人の「いかに罪深かろうと念仏を一心に申せば必ず救われる。」という言葉に、即座に出家を決意したと伝える。その直実が熊谷蓮生法師として、念仏一筋に過ごした念仏三昧院が光明寺の前身。西山の麓に広がる光明寺の境内は、秋に鮮やかな紅色に染まる楓の木がたくさんあります。春の華やかな桜、初夏の清涼な楓の青葉、竹林に雪が降りかかる冬の美しさも格別です。紅葉の時期を除いては静寂な空間で野鳥の優しげな声、木々の間を吹きぬける柔らかな風にも癒されます。阿弥陀様のお慈悲に包み込まれる「癒しの空間」です。

伏見百景の一・酒蔵 羽束師橋と西山連峰の稜線 草津湊(桂川・鴨川合流地)
粟生光明寺(あおうこうみょうじ)

報国山と号する西山浄土宗の総本山で粟生光明寺と称され法然上人の廟所がある所として最も重んぜられています。法然上人の廟所は初め東山大谷にあったが安貞元年(1227年)、比叡山の僧徒が墓を暴き、遺骸を加茂川に流そうと画したので遺弟らによって遺骸を太秦・来迎院に移し、次いで当地において荼毘に付した。遺骨を納めて宗廊を築く時、法然上人の石棺から光明を放ち光明寺と名付けたと伝えます。当地は法然の徒弟・熊谷蓮生房(俗名・次郎直実)が建久年間(1190〜98年)、一宇の草庵を結び、念仏三昧院と号し浄土往生を広めた所で、後に蓮生の徒弟・幸阿弥陀仏(こうあみだぶつ)に付与され、更に西山証空上人が入寺するに及んで西山派の根本道場となりました。当地は小塩山の支峰・鳥ヶ嶽麓に広大な地を占め、本堂以下多くの建物を有しますが、いずれも江戸時代以降の建造物です。

粟生の里 竹林のトンネル(´ー`) 浄土門根元地、西山浄土宗大本山・粟生光明寺
見事な錦秋に彩られる高麗門
こま札 えぇなぁ〜 (´ー`)
えぇなぁ〜 (´ー`) 男坂とも言われる参道の石段 黒門跡の礎石
・・・ えぇなぁ〜 (´ー`)
境内 えぇなぁ〜 (´ー`)
法然上人像 童地蔵 (´ー`) 阿弥陀堂
えぇなぁ〜 (´ー`) 法然上人石棺
紅葉と太陽と青い空が見事に織りなす盛秋のハーモニー\(●⌒∇⌒●)/
御影堂(本堂)

宝暦3年(1753年)に再建された光明寺の中心となる本堂で、本尊は法然上人自作の「張り子の御影」。法然上人が75才の時、「建永の法難」と呼ばれる弾圧で四国へ流罪になった時、弟子たちの願いに応えて、大切にしていた母君からの手紙を張り合わせて自らの姿を像に作り形見として与えたと伝える。

えぇなぁ〜 (´ー`) 法然上人の「張子の御影」を祀る御影堂(本堂)
御影堂〜釈迦堂、信楽庭(しんぎょうてい)をめぐります・・・吊り灯篭が風情を醸し出しています。・・・(´ー`)
阿弥陀様の慈悲に包まれながら生死の大海を渡る念仏行者の姿を表している『信楽庭(しんぎょうてい)』
釈迦堂の本尊は、淀の水津村の漁師・悪次郎を改心させた「頬焼の釈迦如来」。悪次郎に頬を焼火箸で焼かれた時の火傷痕が今も残る。
小書院中庭 玄関に飾られる胡蝶蘭 法然上人荼毘跡
えぇなぁ〜(´ー`)
太陽と紅葉が織りなす錦秋のハーモニー\(●⌒∇⌒●)/見事やなぁ〜
茂右ェ門屋敷跡 こま札 女坂とも呼ばれる紅葉参道
天と地も紅葉三昧☆⌒(*^∇゜)v
JR東海『そうだ京都行こう。』キャンペーン2009年・盛秋の舞台をゆっくりと散策しながら感じるままに写真を撮りました・・・(^▽^;)
『ただの紅葉のトンネルではありません。800年前に繋がるタイムトンネルです。・・・
今、私たちは日本の歴史のどの辺りを歩いているのだろう・・・
そんな事を考えてしまう2009年の秋です。・・・そうだ京都へ行こう。』
キャンペーンCMを意識して散策しながら写真を撮ったのですが・・・敵いません(^^ゞ
紅葉の織り成す盛秋の美しい彩りのハーモニーを満喫できました!光明寺の紅葉はVery Very、とっても◎ グゥ〜!!!☆⌒(*^∇゜)v
燃え盛る西山連峰 八条ヶ池(長岡天満宮)
天満宮の紅葉も見ごろです!☆⌒(*^∇゜)v
えぇなぁ〜(´ー`) 長岡天満宮の大石鳥居
八条ケ池(長岡天満宮)

八条ケ池は、寛永15年(1638年)、当時の領主・八条宮智仁親王(桂宮)が灌漑用の溜め池を改造成した大池で八条ヶ池を二分する中堤は参道になっています。中堤道両脇に推定樹齢百数十年の霧島ツツジ(市指定天然記念物)が群生し、八条ヶ池の中堤道の真中道に架かる石の太鼓橋は加賀藩・前田公の寄進と伝えます。

えぇなぁ〜(@^▽^@) 乙訓八景『八条ヶ池とキリシマツツジの長岡天満宮』 加賀藩・前田候の寄進と伝える石の太鼓橋
錦水亭ならぬ錦秋亭?!(^^ゞ 八条ヶ池を二分する中堤の参道 八条ヶ池ふれあい回遊のみち(水上橋)
長岡天満宮

一に長岡天神ともいい、菅原道真を祭神とします。社伝によれぱ昌泰4年(901年)、道真が筑紫左遷時に随従の中小路祐房に与えた自画像を安置して祀った事が当社の縁起と伝えます。洛南、特に桂川流域には道真の遺蹟、伝説が多くいずれも道真の遺徳を追慕して後に作られたもので当社もその一つです。中世その沿革を明らかにしないが江戸時代に当地が八条宮(桂宮)智仁親王の領地であった関係から同宮の崇敬を受け延宝4年(1676年)、社殿を改築し霊元天皇の勅額を賜りました。現在の本殿は、昭和16年(1941年)、平安神宮の社殿を移築したものです。

えぇなぁ〜(´ー`)
境内の紅葉はバッチリ見ごろ!(*^-^*)
お待ちのキララくん(´ー`) えぇなぁ〜(´ー`)
紅葉庭園『錦景苑』の見事な錦秋!☆⌒(*^∇゜)v
紅葉庭園『錦景苑』の見事な錦秋!☆⌒(*^∇゜)v
紅葉庭園『錦景苑』の見事な錦秋!☆⌒(*^∇゜)v
菅公の歌碑 境内 本殿
梅苑@長岡公園 えぇなぁ〜(´ー`)
天満宮と言えば道真ゆかりのウシさん・・・今年の干支です。 (@^▽^@) \(●⌒∇⌒●)/
えぇなぁ〜(´ー`) ・・・
盛秋色のハーモニー♪えぇなぁ〜(*^-^*)
えぇなぁ〜(´ー`) ・・・
ゆっくり紅葉を鑑賞しながら感傷に浸りました・・・(^^ゞ
天満宮をあとに・・・えぇなぁ〜(´ー`)
錦水亭ならぬ錦秋亭やんか〜?!(^^ゞ ・・・
燃えるような紅葉・・・まさに盛秋!\(●⌒∇⌒●)/
阪急・長岡天神駅 久我橋と久我の里
城南宮

城南宮の由緒は、上古の時代、神功皇后は出陣に当たり、軍船の御旗に八千矛神を招き寄せて戦勝を祈願され、戦が終わると御旗は宮中で大切に保管されていました。桓武天皇が平安京に都を定めた時、御旗を城南の当地に御神体として納め、八千矛神(やちほこのかみ=大国主命:おおくにぬしのみこと)、国常立尊(くにのとこたちのみこと)、息長帯日売命(おきながたらしひめのみこと=神功皇后:じんぐうこうごう)の三柱、伊勢、石清水神社など七社が合祀され、都の南を擁護する神として祀られた。御旗の日月星の紋章が城南宮の三光の神紋の由来とされます。

城南宮 伏見名水・菊水若水・・ゲット!☆⌒(*^∇゜)v
日月星の三光の神紋 境内 本殿
伏見にある京セラ本社に到着!(*^-^*) 京セラ本社のX'masイルミネーション☆⌒(*^∇゜)v
「積雪の光の森」をテーマに、白、ブルー、緑やオレンジのイルミネーションを約18万7000個のランプ(省電力タイプのLEDなど)が、幻想的な世界を演出しています。
12/15〜25日は、同社ビルの東西壁面に、室内照明を活かした巨大なX'masツリーが登場。夜空に浮かび上がるX'masツリーと、幻想的な樹木の光を楽しめます☆⌒(*^∇゜)v

11/27〜12/31(巨大X'masツリーのみ12/15〜25日)点灯時間は、17:30頃〜23:00頃まで(12月31日のみ21:00頃迄)

Tourist.2009.11.30(M)

 

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