鞍馬寺(山)迷宮のクロスロード散策その壱

 

遮那王が 背くらべ石を 山に見て わがこころなほ 明日を待つかな 与謝野鉄幹

何となく 君にまたるる ここちして いでし花野の 夕月夜かな 与謝野晶子

見た目は子供、頭脳はオトナ!  江戸川コナン・・・(・_・)ヾ(^o^;) オイオイ

 

劇場版 名探偵コナン第7作「迷宮の十字路(クロスロード)」のストーリー舞台・・・貴船、鞍馬寺(山)シネマスポット

仏像、美術品専門の盗賊団「源氏蛍」のメンバーが東京で3人、大阪、京都で1人ずつの計5人が何者かに殺害され警視庁、大阪府警、京都府警の合同捜査本部が設置されました。被害者の一人と顔馴染みである服部平次は敵討ちの為に京都に出向きますが幼い頃、京都のある寺境内で見た初恋の相手を探す為でもあった・・・一方コナンは京都・山能寺(架空)の僧侶・竜円から依頼を受けた毛利小五郎や蘭、園子らと京都を訪れます。そこで渡されたのは盗まれた仏像の在りかを示す謎の絵メモでした。殺されたメンバーが「義経記」と謎の絵メモを持っていてお互いを「義経記」に因んだ武将名で呼んでいた事などから「源氏蛍」が事件と関係があると直感したコナンは捜査を開始しました・・・牛若丸と弁慶の対決で有名な五条大橋で偶然にも平次と出会います。二人で義経、弁慶と所縁のある場所を探索するのですが翁面を着けた人物に襲われ、追跡するも逃げられます。謎の絵メモ、襲った犯人、動機など手がかりすら掴めずにいた時、更に「源氏蛍」のメンバーが殺害され、大阪に戻ろうとする平次と和葉を謎の人物が襲います…桜舞う千年の都を舞台に複雑に交差した恐るべき事件に、コナン&平次が挑む!・・・というストーリーです。特に貴船、鞍馬には映画で忠実に描かれた場所があります。コナン&平次に対抗して「見た目はオトナ!頭脳は子供?!」のPちゃんズ・・・シネマスポットの探索に挑みましたがナニカ?(;^_^ゞ ・・・ コナン「迷宮の十字路:クロスロード」の映画やパンフなどを参考にしました。

貴船道(一の鳥居、梶取橋〜貴船神社奥宮)

コナンは仏像、美術品専門の盗賊「源氏蛍」の仕業だと直感し絵メモの謎を解く手がかりは義経、弁慶に所縁の地にあるのでは?と推理し鞍馬寺(山)へ出向きます。コナンと服部平次はバイクでこの貴船道を犯人を追って激走しました。

貴船神社本宮の春日灯篭が連なる参道

鞍馬寺西門

「迷宮の十字路」の映画ポスター、パンフに使われました。

コナンと平次はこの鞍馬寺西門から鞍馬寺へ向かいました。(^_^;)

スパイラル状の奇木

奥の院・魔王殿

コナンは、犯人を追ってこの木を滑走しました。(@_@;)

コナン達は鞍馬寺西門〜この参道を不動堂へ行きました。

不動堂

鞍馬駅

平次が何者かに弓矢で狙われたが間一髪コナンが助けました。

コナンと平次が犯人を追ってバイクで激走した叡電鞍馬駅構内(@_@;)

写真に写っているのはコナンではありません。間違われないように・・・念の為?!(・_・)ヾ(^o^;) オイオイ

叡電鞍馬駅〜鞍馬寺〜貴船神社本宮〜奥宮〜結社〜鞍馬温泉(雷雨で中止)散策

コナンと平次??(爆) Pちゃんズ!元気ハツラツ〜?!

おけいはん特急 8000系(京阪中書島駅)

パノラミック電車・きらら号(叡電・出町柳駅)

叡電・パノラミック電車「きらら号:デオ900系」

叡電鞍馬線の洛北界隈の景色を楽しんでもらうという目的で作られたのがパノラミック電車「きらら号:デオ900系」です。パノラマを楽しめる車体設計で車窓が広いので車内は明るく、中間のシートが外向きになっており景色を楽しめる快適な車両です。

ゲッ、早速、朝のおやつ?!(;^_^ゞ 恐れ入ります!

車窓からのモヒカン山

あちらの山は・・・採石場?

パノラミック電車・きらら号(デオ900系)の車内と車窓の景色

きらら号(デオ900系:叡電鞍馬駅)

デッカ〜〜い!天狗!!!

レトロ感溢れる叡電鞍馬駅

鞍馬寺参道

新西国第十九番鞍馬山 鞍馬寺(くらまさん くらまでら)

正しくは松尾山金剛寿命院と号し鞍馬弘教の大本山です。南都唐招提寺の鑑真(がんじん)和上の高弟・鑑禎(がんてい)上人が宝亀元年(770年)1月4日初虎の夜、山背国の北方に霊山のある事を夢で見て当地に来ると朝日輝く雲の彼方に鞍をおいた白馬を認めその止まる所に草庵を結び毘沙門天を安置したのが鞍馬寺の創始で延暦15年(796年)、造東寺長官の藤原伊勢人が貴布禰明神のお告げにより、王城鎮護の道場として伽藍を造営し、千手観世音を祀ったとされ寛平年間(889〜898年)には峯延が入寺して真言宗の寺になったが、天永年間(1110〜1113年)に天台座主忠尋が入寺して天台宗に復したといわれ昭和22年(1947年)には鞍馬弘教が立教され、当寺が総本山となり、現在に至っていると伝えます。

参道と仁王門

仁王門

春日灯篭が連なる参道

鬼一法眼社

一条堀川に陰陽師・鬼一法眼が住んでいました。義経は、奥州に下っていましたが、彼が所持している秘伝の兵法「六韜三略」(りくとうさんりゃく)を修得したいと思い京に戻って鬼一法眼に弟子入りしますが「六韜三略」の閲覧を許されませんでした。そこで義経は鬼一法眼の三女・いつき姫(皆鶴)と契りを結び、これを盗み出させ奥義を習得しました。これを知った鬼一法眼は、激怒して弟子を刺客として差し向けたが、返り討ちに遭いその後、義経は奥州に戻りました。いつき姫(皆鶴)は、義経を諦めきれず、恋煩いによって亡くなったという義経伝説の一つです。

地蔵尊&児童尊? (;^_^ゞ

鬼一法眼社

由岐(ゆき)神社

創建はすこぶる古く、朱雀天皇の御代、天慶3年(940年)の勧請と伝わります。大巳貴大神、小彦名大神を祭神とします。社名は、昔から天皇が天災や騒乱の時、勅して社前に靭(ゆぎ:矢を盛る器)をかけて祈った事が所縁になっています。鞍馬村の産土神で、毎年10月22日に行われる例祭は「鞍馬の火祭」として有名です。本殿は慶長12年(1607年)、拝殿は慶長15年(1610年)に豊臣秀頼によって再建されました。拝殿は重要文化財で、桁行六間・梁間ニ間・単層・屋根は入母屋造り・桧皮葺とし、中央一間を通路にした割拝殿で、屋根中央に唐破風を付し、崖に臨んだ舞台造(懸造)です。今回は工事中で見れませんでした! (^_^;) またかい!

魔王の滝

割り拝殿・・・ゲゲッ工事中!(@_@;) ガクッ

御神木・がんかけ大杉(天然記念物)

本殿への参道

石段上からの拝殿が・・・

本殿

鞍馬の火祭りの松明と神輿

子供を抱えた阿の狛犬(左)と吽の狛犬(重文:鎌倉期)

義経公供養塔(東光坊跡)

牛若丸(義経)は、7歳〜16歳まで「東光坊」に預けられ阿闍梨・覚日の弟子となり遮那王(しゃなおう)と呼ばれて学問修行を行った場所で平家を滅ぼす決心をして学問、夜は僧正ケ谷で天狗僧正坊、大天狗・太郎坊などに兵法(剣術など)を習ったと伝えます。

牛若丸の守り本尊と伝える川上地蔵堂

義経公供養塔(東光坊跡)

双福苑

九十九折(つづらおり)坂

由岐神社〜金堂(本殿)に至る約791mの坂道を称します。清少納言が「枕草子」に近くて遠きものとして、「鞍馬のつゞらをりといふ道」と記したところで幾曲がりもしているのでこの名になりました。

由岐神社〜金堂(本殿)まで約791mの九十九折(つづらおり)の参道

中門

あいや、しばらく待たれよ!そなた牛若丸とみたが?!・・あちきを呼んだ?あちきはPちゃんでつ!(;^_^ゞ

元は仁王門の脇にあった勅使門でした。

九十九折の石段の参道

貞明皇后御休息跡

金堂(本殿)へもー少しです!(;^_^A

巽弁天社

寝殿

転法輪大仏殿上の階段からの絶景

金堂(本殿)

金堂(本殿)は、昭和46年(1971年)に再建され、内部は外陣・内陣・内々陣に分かれ、内々陣に宝殿があり、中央に毘沙門天、東に千手観世音菩薩、西に護法魔王尊像が安置されます。鞍馬寺は、昭和24年(1949年)に鞍馬弘教の総本山となりました。鞍馬弘教とは、宗派を超越し三身一体の尊天を尊崇して国境や人権差別を超越し地球上の平和を祈り、全人類の進化と向上を願うというものです。

金堂(本殿)

阿吽の狛虎像・・こまっ虎(HT)ではありません!(;^_^ゞどもども

閼伽井護法善神社

寛平年間(889〜897年)、修行中の峯延上人を雌雄の大蛇が襲いました。雄の大蛇は倒されましたが、雌の大蛇は魔王尊に供える水(閼伽水)を永遠に絶やさない事を条件に助けられました。雌蛇が約束通りに閼伽水は枯れる事なく湧き出しているので、雌蛇を祀りました。

拝殿(閼伽井護法善神社

閼伽水井

本殿

翔雲台

650万年前、護法魔王尊(サナート・クマラ)が金星より地球の霊王として降臨した場所と伝えます。板石は鞍馬寺に平安時代より伝えられた如法写経会の経巻を埋納した経塚の蓋石です。

翔雲台から比叡山を望む

我に宇宙パワーを与えたまえ〜!\(^o^)/シュワッチ

狛虎像

オヤジのようなお姿・・・(;^_^ゞ やれやれ

ランチたいむ〜\(^o^)/ ウホッホ〜イ!!!

金堂(本殿)内

Pちゃんズ恒例?!マンマンちゃんアン! m(_ _)m

光明心殿

本坊金剛寿命院前の石庭

奥の院参道口

奥の院参道

鐘楼

与謝野晶子、鉄幹の歌碑

奥の院へ(冬柏亭:与謝野晶子書斎前から)

牛若丸(義経)息継ぎの水

牛若丸(義経)が天狗僧正坊と出会い武芸の修練を行う為に東光坊〜僧正ケ谷不動堂への行き帰りに喉を潤した水井と伝わります。

Pちゃん?息継ぎの水

地蔵尊堂

参道

牛若丸(義経)背比べ石

牛若丸(16歳)平家追討を決心し鞍馬を去る時に名残を惜しんだといわれる約1.2mの背比べ石でPちゃんの方が少し高い?!(^_^ゞ

遮那王堂

牛若丸(義経)背比べ石 牛若丸見参!(≧▽≦)

木の根道

大杉権現社と魔王尊「サナート・クマラ」降臨の大杉

大杉権現社に、魔王尊「サナート・クマラ」が降臨したと伝わる大杉がありました。樹齢千年で3本の幹よりなる巨大な杉でしたが。昭和25年の台風で折れ、今は約15mの根幹が残るだけです。大杉大権現(魔王尊影向の杉)を素材として光明心殿の魔王尊像と宝殿の三尊尊天像が新しく彫られ、霊宝殿では、大杉権現として祀られています。

木の根道〜大杉権現社

 手水

大杉権現社

僧正ヶ谷、不動堂への参道

僧正ヶ谷

僧正ケ谷、不動堂、義経堂

不動堂は、方三間・単層・宝形造・本瓦葺・正面一間向拝付きの仏堂で、昭和9年の改修、建築細部は鎌倉中期頃の様式を参考にしたという。厨子には最澄(伝教大師)作という不動尊像が安置してある。不動堂から奥の院に至る鞍馬山中の渓谷を「僧正ケ谷」と言い、山岳修行者の霊地として呪術者の活動した場所である。謡曲「鞍馬天狗」には、牛若丸が天狗僧正坊と出会い夜な夜な天狗達と剣術や妖術を習い修練を行った場所と伝わります。

不動堂

義経堂

木の根道を八艘飛び?で行くPちゃん! (;^_^A

奥の院・魔王殿

鞍馬寺(山)の信仰は650万年前、宇宙の大元霊である尊天の指令によって金星から派遣された魔王尊が、人類救済の使命を帯び地球の霊王として鞍馬山上に降臨した事に始まります。魔王尊「サナート・クマラ」は降臨した時の16歳の若さを永遠に保ち霊王として活動し、様々な姿(天狗など)を現し、人類が遠い未来に水星に移住する時、人類を誘導してくれると伝わります。奥の院一帯が聖域で、魔王殿は多々の奇岩(化石を含んだ水成岩)の上にあり護法魔王尊「サナート・クマラ」が祀られています。石灰岩の重なる柵内は、日本庭園の源流ともいわれる磐座(いわくら)です。先週(7/19)、この辺りでスズメ蜂に12名が刺されるという事件がありました。

奥の院へ続く木の根道

奥の院・魔王殿

兵法石

石灰岩で牛若丸が剣術修行で切り付けた刀傷という伝説がありますが実は雨水が岩を浸食した跡でカレンと言います。

兵法石

魔王殿〜鞍馬寺西門への参道

北山杉?杉林でつ・・・

杉林を抜ける参道

コナンが滑走したウネリが凄い木! (@_@;)

石仏尊

コナンと平次が犯人を追って入山した鞍馬寺西門

鞍馬寺西門への橋

貴船道

二の鳥居(貴船神社本宮)でTV撮影中?!

Tourist  2004..07.26(M)

 

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貴船道散策

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今回のPちゃんズの鞍馬寺(山)散策は、名探偵コナン「迷宮の十字路:クロスロード」で描かれた場所にもスポットを当てました。

鞍馬寺(山)は牛若丸(源義経)伝説が多々とあります。今回の鞍馬〜貴船散策は二部構成となります。

 

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