F-京都一周トレイル北山西部コース@

京都一周トレイル北山西部コース(鞍馬〜氷室〜高雄・栂ノ尾高山寺)を歩く

 

夏ながら 秋風たちぬ 氷室山 ここにぞ冬を 残すと思へば  『拾遺愚草』 藤原定家

 

鞍馬〜氷室〜沢池〜高雄(栂ノ尾高山寺)まで京都一周トレイル(北山西部コース)を歩く・・・

 

京都一周トレイル(伏見稲荷〜苔寺まで約70km)

"京都の自然を歩く"をテーマに京都の東南に位置する伏見稲荷〜比叡山【東山コース】、大原〜鞍馬【北山東部コース】、鞍馬〜高雄【北山西部コース】を経て、高雄、清滝、嵐山〜苔寺【西山コース】に至るまでの全長約70kmコースと豊かな森林や清流や田園風景に恵まれた京北地域【京北コース】をめぐる全長約40kmコースからなります。京都市を始め、京都府山岳連盟、京阪電気鉄道、阪急電鉄、西日本JRバス、京都市交通局、京都大阪森林管理事務所、京北自治振興会、京都市観光協会からなる京都一周トレイル会により整備されている。今回の【西山コース】は、清滝〜苔寺谷に至る約11kmのハイキングコースで、今までのアップダウンを繰り返す山岳トレイル歩きというより清滝川沿いの渓流歩きなど豊かな自然や歴史・文化などに触れる事ができます今回の【北山西部コース】は、二ノ瀬〜夜泣峠〜旧コース・栗夜叉谷〜雲ヶ畑街道(大岩街道)〜山幸橋〜盗人谷〜氷室〜京見峠〜上ノ水峠〜沢ノ池〜仏栗峠〜高雄(栂ノ尾高山寺)〜清滝に至る約19.3kmのハイキングコース。道中、京都の市街地を望み、エメラルドグリーンの水を湛える沢の池など豊かな自然や歴史・文化などに触れる事ができます。【北山西部コース】 叡電「二ノ瀬」駅〈10分← →10分〉 富士神社No.49〈15分← →20分〉夜泣峠No.50〈10分← →15分〉向山頂上No.51-3〈20分← →15分〉クリーンセンター分岐No.52-2〈55分← →45分〉山幸橋No.56〈25分← →35分〉盗人谷小屋跡No.60 〈20分← →25分〉小峠No.62〈10分← →10分〉氷室No.65〈35分← →35分〉氷室分れNo.67-1〈15分← →10分〉レストランNo.67-3〈10分← →15分〉ログケビンのコル標識No.70〈40分← →35分〉上ノ水峠No.75〈10分← →10分〉林道No.79〈15分← →15分〉沢ノ池No.80〈15分← →20分〉仏栗峠No.82〈15分← →15分〉尾根道分岐No.84〈25分← →20分〉福ヶ谷林道分岐No.85〈40分← →30分〉白雲橋No.87〈5分← →5分〉「槇ノ尾」バス停No.88〈30分← →25分〉潜没橋No.91〈15分← →15分〉梨ノ木林道分岐No.93〈10分← →10分〉清滝金鈴橋No.94   表示タイムはあくまで一参考タイムです。 コースには標識が設置されていて見落としやルート指示を見間違いさえしなければ、迷う事なく歩けます。

大手筋商店街 京阪電車・丹波橋で特急に乗り継ぎ 出町柳駅
叡山電車・出町柳駅 ワオッ!デオ900形・展望電車「きらら号」に乗車!! ヾ(≧▽≦)ノ ラッキ〜!!!
展望仕様で窓などが大きくて明るい車内 出町柳駅を出発進行〜!(*゜▽゜)/ 元田中駅
茶山駅 一乗寺駅 宝ヶ池駅
岩倉駅 木野駅 京都精華大前駅
市原駅 市原駅〜二ノ瀬駅間は、約250mにわたり通称「もみじのトンネル」と呼ばれる鞍馬線の名所!
車窓に迫り来るような迫力やな〜!約250mの「もみじのトンネル」区間は徐行運転のサービス!!\(●⌒∇⌒●)/
2013年11月9日(土)〜30日(土)の「貴船もみじ灯篭」開催中はライトアップもされるので昼夜、車窓から幻想的な紅葉を楽しめます!(*゜▽゜)/
二ノ瀬駅 ※単線区間につき上下線・離合駅 ず〜っと逆光で写真が撮りづらいな〜(>_<) 貴船口駅
貴船口駅が紅葉で燃え上がっているよう・・・まさに萌え萌え〜(*゜▽゜)/ ・・・
・・・ 鞍馬駅、とうちゃこ〜(*゜▽゜)/ デオ900形・展望電車「きらら号」
きらら号は斬新かつ高水準なエクステリア、インテリア・デザインが高く評価され、平成10年(1998年)に第38回ローレル賞を受賞しました。
クラシカルな叡山電車・鞍馬駅(第1回近畿の駅百選選定駅) 駅舎に牛若丸の錦絵が色々飾られている
大天狗・・ご立派なモノをお持ちで?!(@_@;) 鞍馬案内マップ 鞍馬寺門前
鞍馬の厄除け天狗面・・烏天狗ほしかったな〜 家族に約束した鞍馬名物の牛若餅、蓬だんご、抹茶栗ういろうを4ヶずつくださいな〜!!(*゜▽゜)/
新西国第十九番鞍馬山 鞍馬寺(くらまさん くらまでら)地図

正しくは松尾山金剛寿命院と号し鞍馬弘教の大本山です。南都唐招提寺の鑑真(がんじん)和上の高弟・鑑禎(がんてい)上人が宝亀元年(770年)1月4日初虎の夜、山背国の北方に霊山のある事を夢で見て当地に来ると朝日輝く雲の彼方に鞍をおいた白馬を認めその止まる所に草庵を結び毘沙門天を安置したのが鞍馬寺の創始で延暦15年(796年)、造東寺長官の藤原伊勢人が貴布禰明神のお告げにより、王城鎮護の道場として伽藍を造営し、千手観世音を祀ったとされ寛平年間(889〜898年)には峯延が入寺して真言宗の寺になったが、天永年間(1110〜1113年)に天台座主忠尋が入寺して天台宗に復したといわれ昭和22年(1947年)には鞍馬弘教が立教され、当寺が総本山となり現在に至っていると伝えます。

新西国第十九番鞍馬山 鞍馬寺 前回、終了した京都一周トレイル標識・北山43、とうちゃこ〜!・・・今日のスタート地点!(^-^)v
鞍馬街道を貴船口、二の瀬へ・・・ 由岐神社屯宮(お旅所) 立派な鞍馬石や〜(@_@)
・・・ 鞍馬山の自然をペイントしたこもれび号 えぇなぁ〜(*゜▽゜)/
晴れた日の紅葉は更に美しさを増しますな〜\(●⌒∇⌒●)/
貴船口の紅葉が萌え萌え〜と燃えております〜\(●⌒∇⌒●)/
梶取社 えぇなぁ〜(*゜▽゜)/
隧道(トンネル)工事中・・・ 京都一周トレイル標識・北山46
・・・ ・・・ 鞍馬川
京都一周トレイル標識・北山47 ・・・ えぇなぁ〜(*゜▽゜)/
京都一周トレイル標識・北山48 ・・・
ルート確認!(^-^)v 杉林を走り抜けるデオ900系・展望電車「きらら号」
富士・守谷神社 ☆地図

元慶元年の創祀。貞観14年創建とも伝える。村人は惟喬親王社と称していたが、天文13年、吉田家により社名を森谷神社と改められた。同年、洪水で神殿が流されたが、宝永2年、再興される。元は鞍馬川東側の山中にあったが、洪水で社殿を破損し、母・静子を祀る富士神社のそばに遷座している。惟喬親王は文徳天皇の第一皇子であったが、藤原氏との政争により立太子されず、洛北の山間部に隠遁された。二ノ瀬は、惟喬親王が小野に隠棲する以前に閑居した所で、他に水無瀬、小野郷、雲ケ畑、大森、東近江などを流浪し様々な伝説を数多く残している。

京都一周トレイル標識・北山49 守谷神社・富士神社(ニノ瀬)
境内 囲炉裏がある拝殿 本殿覆屋(右に守谷神社・富士神社)
整備されていて歩きやすい一周トレイルは東海自然歩道と同ルート・・・
美しい杉のトラバース・・・しかし、夜泣峠までジグザクの九十九折れで急峻な峠道が続く。。。(; ̄ー ̄川
・・・ 空が抜けるとホッと一息!(*´ο`*)=3ホッ ・・・
京都一周トレイル標識・北山50-1 夜泣峠、とうちゃこ〜(*´ο`*)=3ホッ
夜泣峠の由来は、昔、惟喬親王が乳母とここで一夜を明かした時に親王が夜泣きをしたので峠の地蔵に願掛けをして夜泣きが止んだという・・・
解説 期間中は入山しただけで3万円の請求!(@_@) その禁断の?旧コースで大岩方面へ・・(^^ゞ爆
え〜っと。。。松茸はどこにあるのかな〜?(・_・)ヾ(^o^;) オイオイ 京都一周トレイル標識・北山51
指示通り、V字で折り返し下ります・・・ 京都一周トレイル標識・北山52
・・・ ・・・ 美しい杉のトラバース
この辺りは栗夜叉谷・・一周トレイルは東海自然歩道とともに栗夜叉林道とも合流 京都一周トレイル標識・北山53
森林から空が抜けると無茶息が軽くなる感じがします・・・(*´ο`*)=3ホッ ・・・
・・・ 京都一周トレイル標識・北山54・・・トレイルの標識は見落とし厳禁!
伐採されて?見事なハゲ山やんか〜(@_@;) 雲ヶ畑街道(大岩街道)に壁面に大岩があります!デカ〜(@_@;)
雲ヶ畑街道(大岩街道) ルート確認!(^-^)v えぇなぁ〜(*゜▽゜)/
雲ヶ畑街道(大岩街道)を通って山幸橋へ えぇなぁ〜(*゜▽゜)/ 加茂川上流に架かる山幸橋
京都一周トレイル標識・北山54 加茂川、鞍馬川(左)合流地
京都一周トレイル標識・北山56 これがトレイル?(@_@;)
倒木など道が荒れてるな〜!さらに崖あり危険!とは。。。( ̄□||||!!
京都一周トレイル標識・北山57 杉林の先で空が抜けている?!(*´ο`*)=3ホッ
京都一周トレイル標識・北山58・・この道は平安時代からある古道で、雲ヶ畑街道(大岩街道)が開削される迄、岩屋山志明院への参拝道でした。
盗人谷へ・・・盗人って松茸泥棒?(^^ゞ爆 損傷が激しい丸太作りの盗人谷一の橋
盗人谷とは穏やかでない谷名やけど・・・由来が不詳ですが、山賊か盗賊の塒があった?森林伐採での材木泥棒??やっぱり松茸泥棒か?!(^^ゞ爆
小橋も渡ります・・・ 大木が倒木してるので木の下をくぐります・・ ・・・
沢沿いの道は荒れ気味です・・・ 京都一周トレイル標識・北山59
必ずルート確認! 京都一周トレイル標識・北山60

沢の清水で汗をぬぐいます!(*´ο`*)=3ホッ 急峻な登り。。。(; ̄ー ̄A 丸太作りの盗人谷二の橋
丸太作りの盗人谷二の橋 一番新しい?丸太作りの盗人谷三の橋
美しい杉のトラバース 京都一周トレイル標識・北山61
しかし、誰にも出会わんな〜(>▽<;; 小峠に到着〜!(*´ο`*)=3ホッ。。。京都一周トレイル標識・北山62
トレイル標識・北山62から展望台と案内した分岐の十三石山道で展望台へ・・・これがまた更に強烈な激坂登りですがな〜(>▽<;;
どんなにきつくても。。。展望台からの京都市内俯瞰は最高の癒しや〜\(●⌒∇⌒●)/京都タワー〜伏見桃山城まで一望の絶景や〜(*゜▽゜)/
エネルギー補給?!(*´ο`*)=3ホッ 遠く眺める霊峰・大比叡と玉体杉 えぇなぁ〜(*゜▽゜)/
展望台からトレイルではない氷室へ別ルートで下山開始!・・・無っ茶荒れてますがな!(>_<)
京都一周トレイル標識・北山63 美しい杉のトラバース
氷室(ひむろ) 地図

京都市北区西賀茂地区の西域山間部に位置する山間集落であり、また同地内でかつて氷を製造、貯蔵した場所を残す。四方を山に囲まれた山間盆地で、標高は約380m。氷室川が東西に横断している。京見峠の北方に位置する三叉路(氷室別れ:ひむろわかれ)で京都府道31号西陣・杉坂線と分岐し、城山を経て当地に至る。地名の起こりは、当地より禁中へ氷を調達するための氷室が設けられたことに伝える。この氷室跡は、氷室神社を含めて平成6年(1994年)に京都市指定史跡として登録されました。

トレイル出入り口の獣除けゲート 氷室の集落に、とうちゃこ〜!(*´ο`*)=3ホッ。。。京都一周トレイル標識・北山64
里山の風情がえぇなぁ〜\(●⌒∇⌒●)/
えぇ感じやな〜(*゜▽゜)/
ホッとできる里山の風情や〜\(●⌒∇⌒●)/
段々畑と北山杉のコントラストが最高に美しい〜!(*゜▽゜)/
氷室と言えば・・・氷室でしょ!(^-^)v 氷室跡碑
栗栖野氷室(くるすのひむろ) 地図

平安京への遷都に際し、当地を含め近隣の複数個所に氷室を新設、そこから氷を運ばせたと伝える。当地の氷室は、『延喜式』に記載された栗栖野氷室(くるすのひむろ、西賀茂氷室町)および土坂氷室(長坂の表記誤りとされる、西賀茂西氷室町)にあたる。禁裏の生活に不可欠な氷を作り出す氷室は、主水司により管理された。特に平安時代末期に清原頼業が主水正に任じられてからは、清原氏がその地位と栗栖野・土坂(長坂)両氷室に関する所領を代々世襲し、保護に努めてきた。現在、氷室跡と伝える三か所の窪地、その周辺に製氷に利用された五か所の氷池、そしてそれらの守護を目的に設置された氷室神社が残存している。・・・五か所の氷池に氷が張ると、更に水をかけて厚い氷を作り、それを切り出して貯蔵した。雪を踏み固めて作ったとの言い伝えも残る。『日本書紀』仁徳62年条にみえる記載や、これまでの発掘調査などから、直径5-8m、深さ2-3mのやや楕円形の窪地の底に杉の木の枝葉を敷き詰め、板を張って氷を載せ、木の枝葉や葦や萱で覆って貯蔵したものとされる。旧暦6月15日に当地から禁中まで、行列を仕立てて献上されるのが習わしで、平安時代から東京遷都に至るまで続いたと伝える。氷を葦、萱で覆って馬で運んだ、あるいは天秤棒に杉の葉で包んだ氷を担いで運んだと伝える。しかし、一方では氷室の名称が列挙された康和3年(1101年)、及び文永3年(1266年)の『主水司注進状』に、栗栖野氷室の名前が見当たらず、貞享元年(1684年)『雍州府志』、『都名所図会拾遺』の資料などからも、栗栖野氷室が12世紀に一旦は途絶え、その後再開したとする説もある。明治時代に入り、山田啓助が京都市で製氷業を営んだ初期に、この氷池で作った氷を用いたと伝える。

残存する栗栖野氷室跡と伝える三つの窪地・・・現地と違って写真では氷室跡の窪みが分かりづらいかな。。。(>_<)
西賀茂氷室町と西氷室町の合計人口は昭和35年(1935年)78名、昭和55年(1980年)37名、平成23年(2011年)24名と過疎化が進行している。
京都一周トレイル標識・北山65 過疎化で限界集落になるのだろうか・・・
地元の方々に大切に守られている地蔵石仏 解説
氷室(ひむろ)神社 地図

創建年代や沿革は不明。奈良市春日野町の氷室神社と同じく、仁徳天皇の時代に氷を作って額田大中彦皇子(ぬかたのおおなかつひこのみこ)に献上したと伝えられる稲置大山主(いなぎおおやまぬし)神を祀る。氷室の産土神であり、痘瘡(とうそう)の神としても知られる。禁裏の蔵氷にかかわった、主水司・清原頼業につながる清原氏が勧請したという伝承が残る。拝殿は寛永13年(1636年)、後水尾天皇の内裏小御所の庭にあった釣殿(つりどの)を移築したものである。この拝殿は方一間の茅葺きで、正面に唐破風を、両側面には三角の千鳥破風をかけている。彫刻は極彩色仕上げだが、剥落が激しい。覆屋で覆われ保護されているものの、屋根周りの破損が目立つ。境内に、石柱、石灯篭、石仏が安置されている。銘文により、最古のものは寛永11年(1634年)と刻まれている。藤原定家の『拾遺愚草』に掲載された歌が、拝殿前に紹介されている。拝殿は昭和58年(1983年)に京都府登録有形文化財として、神社境内は氷室跡を含めて、京都市登録史跡として指定されている。

痘瘡の神としても知られる氷室神社 杉並木が美しい境内
凋落が激しく覆屋で保護されている拝殿 由緒 本殿
京見峠へ・・・ 京都一周トレイル標識・北山66
氷室集落をあとに。。。 ・・・ ・・・
氷室口(別れ)に、とうちゃこ〜!(*´ο`*)=3ホッ 京都一周トレイル標識・北山67-1 京都府道31号西陣杉坂線
かつては、夜景の名所だった京見峠(きょうみとうげ) 地図

長坂峠(ながさかとうげ)とも呼ばれる。京都府道31号西陣杉坂線(長坂)上に位置する、標高446mの峠です。西賀茂鑓磨岩(にしがもやりとぎいわ)と大宮釈迦谷とを隔てている。若狭国方面から上洛する際、最初に京の街を見下ろす事ができる峠として知られ、そこから峠名がついたと伝える。軍記物語『太平記』には、「京中を足下に見下ろせる峠」という記述があり、また「延元元年(1336年)、後醍醐天皇方の兵が、室町幕府を開いた足利尊氏らとの洛中合戦にあたり、京都への北の要所として京見峠に陣を張った。」という文章が記されている。また南北朝時代「北朝文和2年(1353年9月)、供御人等が毎夜多量の材木を荷担いして都へ運び、夜中売買をなし、或いは買手を官木御用地の小野山に入れて毎日伐採して数百荷を販売(盗伐販売)したと記録報告がある。さらに応仁の乱(1467年)以降、鷹峰から長坂口を経て若狭、丹波方面へ通じる戦略上の拠点とされ、城が各所に構えられ、その1つが長坂城と後にこの峠から氷室道を登ったところに別の山城が構築された。室町時代には、関所も置かれた古くからの要所であった。かつては夜景スポットしても有名でしたが、平成17年(2005年)頃以降、京見峠では杉を始めとする針葉樹が生い茂り、かつては京都市街地が一望できたという眺望が、完全に遮られている。これは、眺望目的に訪れる人々が増えることにより、ごみなど不法投棄の一層の増加を懸念する地権者が、杉などを植えて眺望を閉ざす一方で、その伐採を見送っているためで今のところ伐採される予定はないという。マナーの悪さが名所を消してしまうことがある一つの事例で残念至極。またいつの日か京見ができる峠に復活できますよう・・・

京見峠・・京が眺められませんがな!!(>_<) 京都の詩人・島岡剣石の歌碑 こま札
チャリダーやハイカー御用達で有名な江戸時代の創業していたと伝える京見峠(長坂越)の茶店・・・平日は休み?閉店した?どっちだ?(>_<)
京見峠〜氷室口(別れ)へ戻ります・・・ 氷室口(別れ)に戻りました・・・山のレストランへ・・・(^^♪
地蔵祠が岩の上に鎮座している辺りは鑓磨岩(やりとぎいわ)町といい戦国の名残り?を思わせるような地名です。
京都一周トレイル標識・北山67-2 トレイルもここを左折します・・・ 山のレストランを通り越して先に道風神社へ・・
道風(とうふう)神社 地図

京都府道31号西陣杉坂線沿い、杉阪地区(かつての上杉阪集落)のほぼ南端にあり、三跡の一人として知られた平安時代の名書家・小野道風(おのとうふう)を祭神とする神社で道風武大明神」(とうふうたけのだいみょうじん)、武明神社ともいい、同地区を中心とした産土神として知られる。平安時代中期の延喜20年(920年)に創建と伝える。書道の歴史は古いが、道風公は書道の巨匠、能筆家で殊に草書が堪能であった。平安中期の三跡の一人として有名です。道風公が杉阪、産土神・和香社より湧出する霊水を所望して宮僧の宿舎たりし明王寺に業を修め栄達の縁結により氏神に斎い祀られた。遺品には唐鏡、硯、唐筆、硯屏、卦算などがあり社宝とされている。境内には、禁中御修法用(天皇家が作法や日常生活における習い事)に献上された和香水と呼ばれる名水が湧く。道風が硯の水に用いたとされる積翠池(しゃくすいいけ) や、樹齢250年以上、高さ25mの杉木立、不動明王を祀る明王堂が存在する。当社の所在は杉阪道風町で、地名の由来にもなっている。

 

『柳に小野道風』

11月の柳(雨)の花札『柳に小野道風』・・・花札をご存知の方には、有名な柳に飛びつく蛙を見つめている和傘を差した貴人の図柄の20点札ですが、この和傘を差している貴人が小野道風だと知る人は多くない?私は、20点札という事だけはよ〜く存じておりましたが・・・(^▽^;)ナニカ?

山の家を過ぎると「杉阪の船水」という湧水があり、ありがたく頂戴致しました!(^-^)v 杉坂川に架かる思君橋(しくんばし)と鳥居
道風神社、とうちゃこ〜(*゜▽゜)/ 道風碑 積翠池(池水を硯の水に使うと書道が上達する硯の水)
明王寺跡 参道 今も井水が湧いている?和香水
 
境内には、樹齢250年以上の杉やサカキの大木があり、京都市の巨木に指定され、幹周り1.4m、高さ10m。
境内 和香水碑文 こま札
祭神は、平安時代の名書家・小野道風(おののみちかぜ/とうふう)を祀る。
再び、京都一周トレイル標識・北山67-2へ戻りました! しかし、こんな山中に宿泊もできる立派なログハウスのレストランがあります!(@_@;)
京都市内でハンバーグで有名なレストランの姉妹店で、テレビ・魔法のレストランで紹介されました。・・・薪ストーブが暖か〜い!(*゜▽゜)/
きのこのデミグラスソースハンバーグセット(スープ〜ハンバーグ〜ドリンク)をいただきました〜!!!(^^♪マイウ〜
焼き芋も美味しかったな〜\(●⌒∇⌒●)/ 山の家の店長のラブラドールのヴィックスくんは、セラピードッグで人気者です!!o(*^▽^*)o
山のレストランをあとに・・・進撃再開!!! 京都一周トレイル標識・北山67-3
北山杉の中を急ぎ足で登ります。。。
京都一周トレイル標識・北山69 標識・北山69付近からの展望! 京都一周トレイル標識・北山70
京都一周トレイル標識・北山71 ・・・ 京都一周トレイル標識・北山72
京都一周トレイル標識・北山72 京都一周トレイル標識・北山73
京都一周トレイル標識・北山74 ・・・
京都一周トレイル標識・北山75 上ノ水峠(標識「No.75」・標識「No.76」)
京都一周トレイル標識・北山76 ご通行中のみなさんは、必読! えぇなぁ〜(*゜▽゜)/
上ノ水峠(標識「No.75」・標識「No.76」)辺りから京都市街の展望が広がります!\(●⌒∇⌒●)/ヤッホ〜。。。アッホ〜(^▽^;)爆
岩頭の地蔵祠・・・合掌 分岐の踏み跡を左へ登れば沢山(516.0m)へ・・・京都一周トレイル標識・北山77
上ノ水峠をあとに。。。 北山中川・菩提の滝から登ってくる林道と合流 トレイルコース案内板で必ずルートの確認を!
京都一周トレイル標識・北山79 美しい北山杉のトラバース
京都の秘境?!沢ノ池 地図

江戸時代末期に農作業用のため池として設けられた標高410mにある人工池です。時代劇など撮影場所として数々撮影されている。周囲約1.2km、面積4.1haの小さな池で、エメラルドグリーンに透き通る池の水が最大の特徴。昭和25年(1950年)頃までは地下水路を経て、嵯峨野方面、新丸太町の田畑・水田に利用されていたが、後に水田が消滅した為、現在は単なるため池となっています。池に流入する河川がなく地質的に酸性雨に対する抵抗力が低い事から、京都府の酸性雨調査地にもなっています。

京都一周トレイル標識・北山80・・・沢ノ池(標高410m)は、静寂な山中で時おり吹く風に穏やかに池面を揺らしています・・・
えぇなぁ〜(*゜▽゜)/ 沢の池に関しての看板。
沢の池は清滝川に注ぐ菩提川の上流を嵯峨野地区の灌漑用にせき止めて作った人工池ですがエメラルドグリーンがとても美しい池です。
せっかくの沢の池ですが・・・日没が迫っているので急ぎ足で、高雄(栂尾高山寺)を目指します。。。(>▽<;;
明るい昼間だとエメラルドグリーンの美しい沢の池を紹介できるのですが・・・日暮れ間近なものでご容赦を。。。(>_<)
高雄(栂尾高山寺)を目指して急ぎ足で進撃開始!・・・しか〜し!仏栗峠(標識「No.82」)まで登り坂が続きますがな!!(>_<)
京都一周トレイル標識・北山81 木の根道?荒れてるだけと違う?(>_<)爆
急ぎ足で沢の池〜仏栗峠に到達!(*´ο`*)=3ホッ・・・京都一周トレイル標識・北山82 夕暮れが迫ってきまつた。。。(>▽<;;
綺麗な夕焼けを横目で。。。 京都一周トレイル標識・北山83
京都一周トレイル標識・北山84・・・暗くなる中を深くえぐれた急降下な坂を下山中。。。(>_<) 山間からの夕暮れが美しい〜(^▽^;)
日が暮れました。。。急がねば!(>_<) 京都一周トレイル標識・北山85
無事に真ん中の細道を下りてきて福ヶ谷林道に出ました。 最後のルート確認をしました!(^-^)v
もう山中は真っ暗です。。。またお決まりの?ライト点灯での山中ウォークとなりまつた〜(>▽<;;
京都一周トレイル標識・北山86 またまたライティングウォークになりましたが、無事、高雄へ下山しました!(*´ο`*)=3ホッ
高雄(栂ノ尾高山寺)からJRバスで京都駅へ・・ 京都駅前のイルミと京都タワーのライトアップも美しい〜!(*゜▽゜)/
京都駅ビルに映る京都タワーと巨大クリスマスツリーも綺麗や〜\(●⌒∇⌒●)/ 81系統の市バスに乗車
竹田街道・西大手筋で下車!(*´ο`*)=3ホッ 20km超の山歩きでも鞍馬の厄除け天狗面と牛若餅など崩さずに無事に持ち帰りました!!(^_^)v

Tourist.2013.11. 18(M)

 

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