琵琶湖烏丸半島ハス漫遊
近江路や 秋の草つは なのみして 花咲くのべぞ 何処(いずこ)ともなき 覧富士記
琵琶湖烏丸半島ハス群生地〜琵琶湖博物館
日本最大スケールのハス群生地・・・琵琶湖・烏丸(からすま)半島
「水生植物公園みずの森」、「琵琶湖博物館」がある滋賀県草津市の烏丸半島の琵琶湖岸は、花ハスとしては日本最大のスケールを誇るハスの群生地です。7月下旬頃〜8月上旬頃の開花時期、11.3ha(甲子園球場の約3倍)もの広さを埋めつくすハスが、一斉に淡いピンク色の花が咲き誇る様は壮観です。琵琶湖との風景のコントラストも美しく、開花シーズンになると多くの蓮見の人達で湖畔が賑わいます。
東海道五十三次の52番目の宿駅で、五街道中で重要街道とされる東海道と中仙道の分岐点にあたる交通の要衝でした。天保14年(1843年)の「宿村大概帳」によると、本陣2軒、脇本陣2軒、旅籠72軒を数え、南北七町15間半(約800m)、東西四町38間(約500m)のL字型の形態をとる宿場町でした。宿駅機能を担う施設としては、四町目に問屋場、貫目改所(現・太田酒造)、二町目及び一町目に本陣が設置されていました。問屋場は、宿の政務を掌る所で、問屋、年寄などの宿役人が詰めており、貫目改所は、街道を往来する荷物の荷量を検査すると共に、一種の関所的な役割を果たしました。
平成13年(2001年)6月に総事業費3億円をかけて建設された風力発電の為の風車です。この風車は、ドイツ製で高さ95m、定格出力1,500kW、風車の直径は70mで国内最大級です。風速3m/s以上で回転し風速25m/s以上で自動停止するように設計されています。
琵琶湖博物館は自然と人との係わりについて考える所で魅力ある地域への入り口。更に人、物、情報が交流する場であり成長、発展する博物館です。「琵琶湖の生い立ち」、「人と琵琶湖の歴史」、「湖の環境と人びとのくらし」、「淡水の生き物たち」、「ディスカバリールーム:五感を使って楽しく体験学習」、「屋外展示」のテーマ別に展示されています。
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