浪漫ちっく華街道

 

Pちゃんズの嵐山・嵯峨野界隈散策その参

 

鹿王院(ろくおういん)〜車折神社(くるまざきじんじゃ)〜清涼寺(せいりょうじ)〜愛宕念仏寺(おたぎねんぶつでら)編

千二百羅漢石像

ふれ愛観音像

愛宕(おたぎ)念仏寺編

鹿王院(ろくおういん)

康暦元年(1379年)、室町幕府三代将軍・足利義満が延命を祈って普明国師を開山に宝幢寺を建立しました。鹿王院はその塔頭でしたが応仁の乱で宝幢寺は焼滅し鹿王院のみが残りました。江戸中期作庭の平庭式枯山水庭園が仏舎利殿の前に広がり一面が苔で覆われて美しく、山門をくぐった参道は冬には椿、秋には紅葉が美しいです。一休和尚が幼年時にお経を聴いたという逸話が残ります。後醍醐天皇宸翰を筆頭に重要文化財・古文書も多く所蔵しています。

山門

参道

山門(雲華院)

車折神社(くるまざきじんじゃ)

平安末期の儒学者・清原頼業(よりなり)を祭神とし同社にある小石を持ち帰って願い事を祈願をし成就したらその小石の2倍の大きさの石を奉納する習慣があります。又、約束を守る事で商売繁盛、売掛金の回収、受験合格にも御利益があるとされます。境内にある芸能神社には、芸能人がよくお参りをします。芸の上達を祈願した芸能人の玉垣が数多く並んでいます。

鳥居

境内

境内

奉納玉垣には新旧の芸能人の名前が記されている芸能神社

芸能神社

拝殿・本殿(車折神社)

渓仙桜

境内参道

嵐電(京福・嵐山線)車折駅

車折神社北参道

いや〜〜・・・遅くなりました?!ようやくのPちゃんズのランチタイム・・・いただきま〜す!☆⌒(*^∇゜)v

清涼寺(せいりょうじ)

清涼寺は嵯峨野でも有数の古刹で五台山清涼寺と号し源氏物語の光源氏のモデルとされる平安貴族の源融(みなもとのとおる)所縁の寺です。本尊の三国伝来の釈迦仏は有名で嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)として、人々に崇拝されています。左大臣・源融(みなもとのとおる)の別荘(棲霞観:せいかかん)を源融没後、寺に改め棲霞寺(せいかじ)と号し天慶8年(945年)、源融と血縁深い式部卿宮重明親王が亡室の為に新堂を建立し金色等身の釈迦如来一体を安置し42年後の永延元年(987年)、南都東大寺の僧・「念(ちょうねん)は宋より帰朝後、請来した釈迦如来像と摺本一切径を当寺に安置しました。「念は愛宕山を中国の五台山に擬えてその麓に大清涼字寺を建立しようと考えましたが長和5年(1016年)「念没後、弟子の盛算は師の遺志を継ぎ棲霞寺内に一宇を営み釈迦像を安置し五台山清涼寺と号し都下万民の信仰を集め隆盛し軒を貸した棲霞寺は衰徴し今は境内の阿弥陀堂に名を留めるに過ぎません。本尊の釈迦如来立像(国宝:宋)は、体内に五色の絹で作った五臓六腑(ごぞうろっぷ)とお経を持ち、生身(いきみ)のお釈迦様と称されています。近年、大阪城発掘時に見つかった豊臣秀頼の首塚が本堂横に祀られています。

仁王門

境内

本殿

境内

多宝塔

境内からの仁王門

山門

愛宕山街道(町並み保全地区)

愛宕山街道(町並み保全地区)

一の鳥居(奥嵯峨・鳥居本)

愛宕山街道

愛宕鉄道、愛宕山ケーブル跡

昭和4年(1929年)、京福電鉄・嵐山駅〜釈迦堂駅〜鳥居本駅〜清滝駅を結ぶ、愛宕鉄道(3,4km)として開通しました。現在、鉄道線路跡は清滝街道として府道になっています。遺構は殆ど現存していませんが「清滝トンネル」は現存している愛宕鉄道遺構です。昭和4年(1929年)7月25日、愛宕山ケーブルが開通し清滝川駅〜愛宕駅の2kmを結び、当時としては日本一の長さと技術水準を誇ったケーブルでした。トンネルと橋が6ヶ所ずつあり、車両はスイスのギーセライベルン社製の2両だったと伝わります。当時、愛宕山々頂付近にスキー場もあり、ケーブル愛宕駅にはロッジホテルがありました。昭和19年(1944年)2月、軍への鉄材供出の為?に鉄道と共に廃線となりました。

清滝トンネル(清滝街道:愛宕鉄道跡)

仁王門(愛宕念仏寺山門)

愛宕念仏寺(おたぎねんぶつでら)

天台宗の古刹で奈良時代以前に東山の地に建立されました。平安時代初期に洪水で堂宇が流失しましたが、醍醐天皇の命で六波羅蜜寺の近くに再興され、大正時代に現在地に移されました。鎌倉時代に造られた本堂(重要文化財)周辺の境内には、参詣者の手で彫られた表情豊かな1200体もの羅漢石像が並んでいます。

仁王門

シャガの群生と千二百羅漢石像

参道と千二百羅漢石像

鐘楼堂(三宝の鐘:三鐘)

鐘を撞くPちゃん、変った音が境内に響き何回も音色を楽しみました!(・_・)ヾ(^^; オイオイ 

千二百羅漢石像

境内にある千二百羅漢石像

ふれ愛観音堂

ふれ愛観音像・・・よく触れられる箇所の色が変ってます!さて、Pちゃんは・・・

地蔵堂

ふれ愛観音堂

本堂

 千二百羅漢石像と多宝塔

多宝塔と伝教大師像

先代住職が彫られた釈迦像

千二百羅漢石像と虚空蔵菩薩像

千二百羅漢石像

虚空蔵菩薩像

千二百羅漢石像

千二百羅漢石像

Pちゃんズに似ている?・・・お気に入りのカラス天狗?とバットを構えた千二百羅漢像

湧き水

千二百羅漢石像

一の鳥居(奥嵯峨・鳥居本)

Tourist  2004.4.05(M)

 

Pちゃんズは、嵯峨野の一番奥(嵯峨野散策のスタート地点)にある念願の愛宕念仏寺の千二百羅漢石像を見る事ができました。

沢山の千二百羅漢石像は一体々全て顔形、表情が違います。とてもユーモラスでホッとする安らぎを感じます。

山寺の雰囲気も満喫でき、鐘楼堂では少し変った鐘の音色を楽しませて頂きました!が・・・ちと撞き過ぎだったかな?!(・_・)ヾ(^^; オイオイ 

 

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