あじさいめぐり

 

(こ)がくれて 茶摘もきくや 時鳥(ホトトギス) 芭蕉

 

寺田屋〜西国三十三所第十番札所 宇治・三室戸寺〜志津川(神女神社)〜宇治上神社〜宇治神社〜恵心院〜浮島(橘島、塔ノ島)

 

宇治橋

古来、瀬田の唐橋、山崎大橋と共に三名橋の一に数えられました。大化2年(646年)、奈良元興寺の僧・道登(どうと)、又は道昭(どうしょう)によって架橋された我が国最古の橋と伝えるが定かではありません。一説には天智天皇が近江に大津宮を造営された頃、道昭一派の人達によって架橋されたものとも伝える。架橋以来、度重なる洪水で流出したり戦渦に巻き込まれたが、幾度となく架替えられてきました。これは宇治橋が交通の要衝であったからに他なりません。現在の橋は、従来の伝統的な木橋のイメージを残しながらも様々な土木技術が駆使され、平成8年(1996年)3月に完成しました。また、源氏物語宇治十帖は橋に始まり、橋に終わる物語にとっても宇治橋は欠かせないものであり、昔も今も宇治の象徴というべき存在でもある。宇治橋の特徴は、欄干上流に面して三の間と称する広さ2mばかり張り出した箇所がある事で、昔、橋の鎮守神の橋姫神を祀った場所と伝え、三の間最古の記録は、永禄8年(1565年)に松永秀久が千利休らを招いた茶会で、三の間から汲み上げた水を使ったというものです。その他豊臣秀吉が茶会の際に、この三の間から水を汲ませたという話は有名ですが、今のような張り出しが設けられたのは江戸時代に入ってからと考えられています。

雨の日も快適!パッサージュ納屋町商店街 竜馬通り商店街 酒蔵のある風景
お酒の資料館 伏見名水「伏水」
犬やらいのある酒蔵 坂本龍馬、お龍ゆかりの旅籠・寺田屋 柳と紫陽花が美しい宇治川派流
柳と紫陽花が美しい宇治川派流と酒蔵
十石舟@弁天橋乗船場 伏見の弁天さん・長建寺 京阪電車・中書島駅
伏見は坂本龍馬ゆかりの地 おけいはんに乗って宇治三室戸へ 出発進行?!(^^ゞ
京阪宇治線・三室戸駅 三室戸寺へ ・・・
西国三十三所第十番札所 宇治・三室戸寺

西国三十三所第十番の観音霊場(札所)として古来、寺名は世に名高く、明星山と号し元は天台宗寺門派(三井寺)に属したが今は、本山修験宗の別格本山です。寺伝によると光仁天皇の宝亀年間(770〜80年)、禁中に奇端があり右少弁・藤原犬養は勅命によって当地を探ったところ菟道(うじ)山の奥、志津川上流(岩淵)において一体の黄金の仏像(千手観音菩薩)を得ました。光仁天皇は叡感のあまり御室を移して尊像を安置し御室戸(みむろど)寺と名付けたのが当寺の起こりと伝えます。開創以来、天皇、貴族の崇拝を集め、堂塔伽藍が整い、霊像の霊験を求める庶民の参詣で賑わう事となりました。宝蔵庫には平安の昔を偲ぶ五体の重要文化財の仏像が安置されます。現在の本堂は文化2年(1805年)に建立された重層入母屋造りの重厚な建築で、その背景には室町時代の十八神社、東には鐘楼、三重塔があります。

三室戸寺 アジサイ
歌碑 山門 一万株の紫陽花苑(与楽苑)
・・・ えぇなぁ〜(@^▽^@)
Wonderful! (・_・)☆ヾ(^^ ) 欧米か?!
赤いアジサイの花が緑に映える!(⌒▽⌒)
えぇなぁ〜(@^▽^@)
綺麗やなぁ〜(@^▽^@) テマリアジサイ 枯山水石庭
池泉回遊式庭園 ハナショウブ・・だと思う(^^ゞ 本堂への石段
石段上から 霊泉・不動水 芭蕉句碑
7月上旬〜8月中旬にハスの花が見ごろを迎える予定
珍種のハス『大洒錦』など約100種250鉢ある
勝運祈願の宝勝牛(牛玉) 狛犬ならぬ狛兎 (^▽^;) 若貴兄弟(若乃花、貴乃花)の手形
本堂(府文化財:江戸期) 祈願線香を3本献香して3つの願掛けと感謝
親鸞の父・日野有範の墓と伝える阿弥陀堂 [第五十一帖・浮舟(うきふね)]之古跡 こま札
三重塔 境内 十八神社本殿(重文:室町期)
十三重石塔 ガクアジサイ(額紫陽花) 一万株の紫陽花苑(与楽苑)
・・・ [第五十二帖・蜻蛉(かげろう)]之古跡 線刻阿弥陀三尊仏解説パネル
合掌して座する勢至菩薩 定印を結んで座する阿弥陀如来 両手で蓮台を捧げて座する観音菩薩
さわらぴの道 源氏物語ミュージアム 緑のトンネル
[第四十七帖・総角(あげまき)]之古跡 与謝野晶子「宇治十帖歌碑」 世界文化遺産・宇治上神社
世界文化遺産・宇治上神社

元は下社の宇治神社と一体で平等院の鎮守社ともいわれ明治維新までは、「離宮上社」と呼ばれていました。本殿は平安時代後期に建てられた現存するわが国最古の神社建築です。祭神は応神天皇とその皇子菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、兄の仁徳天皇とされています。境内正面の拝殿は鎌倉初期のもので、寝殿造りの様相を伝えています。特に縋破風(すがるはふ)といわれる手法を用いた屋根の美しさは格別です。三棟の内殿を一列に並べて、共通の覆い屋で覆った特殊な形式の建物で、左右の社殿にある蟇股(かえるまた)も建築年代を示すものです。

世界文化遺産・宇治上神社 立砂と拝殿(国宝:鎌倉期) 宇治七名水の一・「桐原水(きりはらすい)」
雅やなぁ〜(*^▽^*) 本殿(国宝:平安期)
宇治神社

地域の産土神(うぶずながみ)であった離宮社は、対岸に平等院が建立されると、その鎮守社としての地位も与えられました。江戸時代迄は宇治神社と宇治上神社は一対でした。この一帯は応神天皇の皇子で、宇治十帖の八宮(はちのみや)のモデルとも言われている「莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)」の邸宅跡と考えられ、皇子の亡くなった後、邸宅跡にその霊を祭ったのが両神社の縁起と伝わります。応神天皇の離宮とも関わりがあったと思われ、「離宮社」、「離宮八幡」などと称されました。

[第四十八帖・早蕨(さわらび)]之古跡 宇治神社 参道
宇治と兎

菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)が宇治を訪ねた折、茨が生い茂り道がよくわからず困惑したとき、一羽(いちわ/一把)のウサギが現れて皇子の道案内をしたと伝える。菟道(とどう/うじ)というのはそれに因んだとも言われるのは、地名から生まれた伝承だと思われる。

桐原水(きりはらすい) ウサギの口から手水が出ている 境内
拝殿 本殿 宇治十帖モニュメントと朝霧橋
狛ウサギならぬ狛ネコにゃん?!(^^ゞ 朝霧橋 宇治川下流(宇治橋)方面
恵心院(えいしんいん)

真言宗智山派の寺で平安時代の第52代・嵯峨天皇の弘仁13年(822年)、弘法大師(空海)によって開基されました。当地が大師入唐時に修行された唐の青龍寺の地形に似ていたので「龍泉寺」と号されました。中世以降の度々兵火を浴び堂宇破却したるを、寛弘2年(1005年)、比叡山横川の恵心僧都源信によって再興され、寺号を「朝日山恵心院」と改めました。江戸時代、淀藩主・永井氏の庇護を受けて伽藍の整備がなされたが、兵火を浴び寺運は哀徴しましたが真言宗の一沙門によって中興され現在に至ります。什宝(じゅうほう)に春日局が幼君・竹千代(徳川家光)の安穏祈願をした時の感謝状などを有しています。

川面キラキラ 弘法大師がお出迎え (*^▽^*) 山門
花の寺と言われる境内の庭苑はアジサイが色づいています・・・
えぇなぁ〜(*^▽^*) 水子供養地蔵
本堂 献香して合掌 朝霧橋を浮島(橘島、塔ノ島)へ
宇治川上流@朝霧橋 宇治川下流@朝霧橋 朝霧橋から見える世界文化遺産・平等院
宇治川先陣碑

承久年間、源義経(みなもとのよしつね)と木曽義仲(きそよしなか)の合戦時に源義経旗下・佐々木四郎高綱と梶原源太景季(かげすえ)の二名が宇治川の先陣を争った故事を偲んで昭和6年(1931年)4月、帝国在郷軍人宇治分会が建てたものです。

朝霧橋と大吉山(仏徳山) 宇治川先陣碑 ・・・
日本最大の浮島十三重石塔(塔ノ島) えぇなぁ〜(*^▽^*)
鵜飼の舟 屋形舟 喜撰橋と浮島(塔ノ島)
・・・ 女性鵜匠を中心に、手綱さばきも鮮やかな匠の技を披露する夏の風物詩・宇治川の鵜飼
世界文化遺産・平等院 平等院通り
[第五十四帖・夢浮橋(ゆめのうきはし)]之古跡 紫式部と宇治橋 みやこ路快速が宇治川を通過中
宇治橋三の間から上流の眺め 宇治橋
みやこ路快速が通過中 京阪電車・宇治駅 おけいはんが入線してきました・・・
中書島行きに乗車 運転席 連結部分
京阪電車・中書島駅 昭和チックな銭湯

三十石船が出入りした寺田屋浜

大河・龍馬伝の龍馬ブームで賑わう竜馬通りも今日は静か・・・

何を買ったかは・・・ヒ・ミ・ツ?!(^^ゞ

Tourist  2010.06.21(M)

 

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